海野 寿康 准教授

海野 寿康 准教授

UNNO Toshiyasu

専門分野

地盤工学

研究分野

土や地盤に関する科学的、工学的問題に関する研究を行っています。例えば
①豪雨時や地震時における地盤災害に関する研究
②土壌汚染や埋立処分場など地盤環境問題に関する研究
③栃木県に分布する火山灰や温泉余土など地域特性を有する土に関する研究、など。

研究課題

  1. 豪雨時,地震時における地盤の変形挙動の解明に関する研究(災害)
      ・地震や豪雨時における斜面崩壊のメカニズムに関する実験,数値解析
      ・地震時の液状化対策に関する実験,数値解析
  2. 土壌汚染や廃棄物処分場など地盤環境問題に関する研究(環境)
      ・埋立処分場の減容化問題に関する実験,数値解析
  3. 特殊土の力学挙動の把握に関する研究
      ・火山灰質土や温泉余土の力学特性の把握に関する実験,数値解析

地震や豪雨など自然災害の多発する日本では、地盤工学の主な研究テーマとして災害に関する研究が多く行われています。 また、土壌汚染や廃棄物処理など地盤環境に関する問題も解決されず、課題として多くあります。ただし、土は人工材料ではなく分布する地域により性質が異なるため21世紀の現在でも未解明な現象が数多く存在します。

メッセージ

 私達は,太古の時代から土や地盤と向き合い生活を営んできましたが、土や地盤について全てを把握したわけではありませんし、土地開発や環境問題、災害対策など多くの課題がその時代毎に生まれてきます。
 研究室では、土(地盤)に対する力学試験や模型実験、数値解析を通して地盤災害や地盤環境に関する研究テーマを主に実施しますが、栃木県の地盤の特色を生かした技術開発にも取り組んでいます(※企業や研究機関からの共同研究や委託研究を受けています)。
 研究内容は、工学的な内容から理学的な内容まで幅広くありますが、“理科の実験”のように”何故だろう?”と探求心をもって取り組めるものばかりです。

関連リンク

研究室HP:地盤工学研究室