中澤 駿佑 助教
地震時に建物が倒壊することによって生じる人的被害を軽減するためには耐震補強が有効ですが,多額の費用がかかることもあり耐震化の済んでいない建物が数多く存在します.そこで次善策として,救助の遅れによる人命損失を防ぐため,地震発生直後に迅速かつ正確に被害を推定する手法の開発を行っています.
また,これまでに周期1~2秒の揺れが大きい地震動が発生すると建物が大きな被害を受けることが分かっていますが,そういった地震動が発生する条件はよく分かっていません.強震動シミュレーションを行い,どのような場合に危険な地震動が生じるのかについても検討を行っています.