学修・教育目標
宇都宮大学の建築都市デザイン学科の学修・教育目標は以下の通りです。
- 科学技術に対する共通的リテラシーを身につける
- 地域における多様な主体との間で意思疎通が図れるコミュニケーション能力を身に付ける
- 人間と社会・文化、地域に関する教養を身に付ける
- 建築・地域デザイン技術者としての倫理観を養う
- 自然現象のメカニズムを理解し、建築・地域デザイン技術に活かす能力を身に付ける
- 人間および社会の要求・条件を理解し、建築・地域・環境・制度を構想する能力を身に付ける
- 資源活用と建設プロセスを構想し、建築・まちづくりとして実現する能力を身に付ける
- 歴史文化を尊重し、目標を立てて建築・地域デザイン能力を身に付ける
- 工学・地域デザイン学と芸術・文化のバランスのとれた感性を磨く
1~3は「技術者一般としての基礎能力」であり、4~9は「建築技術者としての専門能力」と位置づけられています。
建築都市デザイン学科は、JABEE認定審査を2006年度に受け、合格しました。これはコース卒業生個々を審査するものではなく、建築都市デザイン学科が用意する教育プログラムそのものが審査対象となりますので、建築都市デザイン学科を卒業することで卒業生は自動的に「世界標準」の建築技術者と見なされることになります。2011年度に認証の更新は行いませんでしたが、同等の教育プログラムは継続しています。
日本技術者教育認定機構(JABEE:Japan Accreditation Board for Engineering Education)は、技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体です。JABEEは統一的基準に基づいて理工農学系大学における技術者教育プログラムの認定を行い、教育の質を高めることを通じて、わが国の技術者教育の国際的な同等性を確保することを目指して作られたものです。分かりやすい言葉にすると、JABEEは「教育」の品質を審査する機構であり、JABEEの認定に合格すると「教育」の品質が保証されたということになります。