3日目【ヴェローナ/ ヴェネツィア】

3日目の始まりはヴェローナからでした。

中世の面影を色濃く残す都市で、旧市街一帯が世界遺産に登録されています。シェイクスピア「ロミオとジュリエット」の舞台としても有名です。

ヴェローナの中心から少し歩き、カステルヴェッキオ美術館に行きました。14世紀にデッリ・スカラ家によって城として建てられ、1964年に建築家のカルロ・スカルパによって美術館にコンバージョンされました。中世期の宗教美術品を中心に展示されていました。建物の価値を損なわず、しかしモダンに仕上げられた内装表現には圧巻されました。

ヴェローナの次に私たちはヴェネツィアへと向かいました。

ヴェネツィアはヴェネツィア湾の浅瀬の上に作られた「水の都」です。小さな島々によって都市が形成され、街には迷宮のような街路が広がっています。カナル・グランデ（大運河）という運河を中心にした運河網が街に張り巡らされ、物流と交通の主要な手段として船が大きな役割を担っています。

ヴェネツィアへ向かう手段も、もちろん船です。

ヴェネツィアの中心、サンマルコ広場に到着するとシンボルの一つである鐘楼が出迎えてくれました。レンガ造の98ｍの高さを誇る塔で、頂上には天使ガブリエルの像が立っています。浮島の上に立っているとは思えない巨大さです。

ヴェネツィアといったらゴンドラでしょう。ゴンドラに乗って小運河からカナル・グランデを通り一周するコースをめぐりました。運河にぴったり沿って建物が続く風景にはとても感動しました。時々運河に面した勝手口が見えたり、工具を積んだ船とすれ違ったりするなど、生活感もよく感じ取ることができました。

カナル・グランデにかかるリアルト橋は大きな石造の橋であり、中央両側に商店が立ち並んでいます。橋の欄干からはカナル・グランデを一望でき、観光客のフォトスポットとなっていました。

迷路のような街路をぐるぐると歩き、ヴェネツィアを堪能した一日でした。安藤忠雄のプンタデッラドガーナに行きたかったですが休館でした（泣）お土産もいろいろ買って満足した私たちはヴェネツィアを去るのでした…
最後はサンマルコ広場で記念撮影！