建築学外実習(2017年度) 1,2日目【ミラノ】
1,2日目【ミラノ】
成田空港から出発し、イスタンブール・アタトゥルク国際空港を経由してミラノ・マルペンサ空港に到着しました。天候に恵まれ、快晴でのイタリア見学が始まりました。
私たちが初めに降り立ったのはミラノのスフォルツァ城でした。13世紀にヴィスコンティ家の居城として築城され、14世紀のスフォルツァ家による要塞への改修、ナポレオンのイタリア侵攻での破壊を経て、現在は修復されギャラリーとして開かれています。周囲には堀の遺構が残っており、スフォルツァ家時代の城塞の面影を色濃く残していました。
スフォルツァ城を抜け通りに入るとヨーロッパらしいずらっと並んだ街並みが迎えてくれます。通りにはバール(バー・カフェのようなもの)やレストランのテラス席が出ており、野外で飲食を楽しむ風景が街並みに溶け込んでいました。
通りを進み、街の中央に至るとミラノのドゥオーモが現れます。世界最大級のゴシック建築で完成に5世紀も費やされたとてもスケールの大きい教会です。ゴシック建築の特徴である尖塔にはマリア像をはじめカトリックの聖人像が置かれ、当時はこの高さより高い建物を建ててはいけないという決まりがあったそうです。
ドゥオーモの傍にはヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリアがあります。イタリア王国初代国王にちなんで命名されたアーケードです。天井はガラス張りのヴォールトとドームで作られ、中央床面には国王と四都市(ミラノ・トリノ・フィレンツェ・ローマ)の紋章があしらわれています。東京ディズニーランドのワールドバザールのモデルとしても有名です。
初日からヨーロッパらしさを感じる街並み、壮大な教会や城塞を目の当たりにし、一同感動でいっぱいでした。日本では考えられないスケール感や街の活気に圧倒された一日でした。 ミラノからホテルに向かう途中でワインのテイスティングにも行きました。本場のワインはやはりおいしかったです。