塚本 純 教授

教授
塚本 純
TSUKAMOTO Jun
「すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなる」と、私は考えています。経済学は、社会を動かすメカニズムについて研究する分野です。経済分野の政策形成に大きく関わりますが、理論が直接すぐに役立つものではありません。それでも、社会生活をよりよく生きるために、そして地域社会をよくするために必要な学問だと考えています。そんな意味で、学科の下支えをします。みなさんと、議論できることを楽しみにしています。
「地域デザイン科学」とは、地域の魅力を引き出してよりよい地域を形成するために必要な、公共政策、福祉のまちづくり、都市計画、防災といった分野横断の、“まちづくりに”関わる幅広い知識と専門技術を総合的に学ぶ新しい学問分野です。本学が立地する栃木県には、都市、農村、豊かな自然など、多様なフィールドがあります。この利点を活かして、コミュニティデザイン学科、建築都市デザイン学科と社会基盤デザイン学科3学科総勢37名余の研究者が、「地域デザイン科学部」で教育研究に取り組みます。
学部教育の柱となるのが「地域対応力」を養成する実践形式の授業です。学部生全員が全学科混成で受講し、「地域と向き合う力」、「実態を調査し分析する力」、「課題を解決へ導く力」を身に付けます。それをベースに、3学科で、それぞれ特色ある専門教育を行います。学部の授業は、すべてアクティブラーニングで実施し、実践力を強化します。学部として、それぞれの専門性と、地域の現場での真の課題解決力を身に付け、地域デザインの実践力を養成する体制を整えられたと考えています。
文系分野から理系分野まで、実践家から理論家まで、持ち味のある魅力的な教員が、お待ちしています。皆さんとともに地域で活動しながら学ぶことを心待ちにしています。
専門分野
理論経済学、経済政策論
担当科目
経済学概論、経済政策論
想定される進路(出口)と課題
公務員行政職:法律・政治とともに、経済学は主要な専門科目です。阪田先生と二人で分担し、経済学の基礎的な能力を養成します。
地域の企業:経済活動の基礎を学び、企業で働く専門職業人の素養を身に付けます。
略歴
- 1957年
- 北海道札幌生まれ。1歳の時宮城県へ。仙台育ち。
- 1981年3月
- 東北大学経済学部経済学科卒業
- 1983年3月
- 東北大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了
- 1986年3月
- 東北大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学
- 1986年4月~1990年10月
- 長野経済短期大学講師・助教授
- 1990年10月
- 宇都宮大学講師教育学部 助教授を経て現職
- 現職
- 宇都宮大学教授教育学部、基盤教育センター長