コミュニティデザイン学科の特色

コミュニティデザイン学科における教育プログラムの特長は、以下の3点にまとめることができます。

1. 地域の自然、文化、生活と社会システムの視点を融合した学際的教育

現代の地域社会は多様に複合化しており、そこに存在する課題も多様かつ複雑で、重層的な形で存在します。そのような地域社会の中での活動は、地域資源・地域特性にあわせた柔軟な対応が求められています。そのためには、地域資源を理解するために十分な専門知識が必要であり、更に社会システムや地域生活を理解できるだけの専門知識を備えなければなりません。

このことから、本学科では専門分野を3つの領域、すなわち、社会システム領域(公共政策、地方自治、社会システムマネジメント)、地域資源領域(ランドスケープ、ツーリズム、文化マネジメント)、地域実践領域(社会教育、福祉、多文化共生)に重点化し、まちづくりに必要な専門知識が身につくようにします。

2. アクティブ・ラーニングによる実践的な地域課題解決能力の養成

地域社会の課題解決によりまちづくりを推進するためには、地域で活動できる実践力が求められます。このためアクティブ・ラーニングを重視し、実践的な課題解決能力の資質育成のため、各科目で多彩な参加型学修を取り入れた授業を開設するほか、地域デザインセンターを通じて地域をフィールドとした実践的な教育を行います。

3. 社会人としての基礎力とソーシャルスキルの養成

地域計画を実現するためには協働作業を有効に遂行できる能力が必要であり、そのためにはコミュニケーション能力や合意形成力などのジェネリックスキルが求められます。このことから、社会人としての基礎力とソーシャルスキルの養成を独自の観点からより強化していきます。