大森 玲子 教授
教授
大森 玲子
OOMORI Reiko
わたしたちは毎日食事をします。わたしたちの身近には様々な地域の食材が溢れています。毎日のことだからこそ、身近にあるからこそ、その「食」の価値に気付きにくいのですが、授業を通して、地域の「食」を捉え、そこから派生する様々な課題に対して考えていきたいと思っています。一緒に学んでいきましょう!
『文理融合で、まち・地域づくりのプロを育てる』 ここに地域デザイン科学部の魅力があります。
高校から大学に進学する過程で、文系か理系か、どちらに強いかが求められます。しかしながら、私たちが生活していくとき、どの科目に強いかはあまり重要ではなく、そのとき持っている知識をそれまでの経験から、いかに実践させられるかが必要になってきます。地域デザイン科学部では、展開される科目群から理論を学ぶだけでなく、その理論を地域の課題に向けて活用し実践する力を身に付けることができます。
専門分野
食生活学、食育、健康づくり
担当科目
地域食育論、食文化論、食資源活用実習
想定される進路(出口)と課題
まち・地域づくりのプロの進路として、まず思いつくのは地方自治体の行政職。積極的に地域住民と関わり、顕在的課題はもちろん、潜在的課題にもしなやかに立ち向かえる行政職員が考えられます。また、地域に眠る様々な人的・物的資源を掘り起こし、新たなビジネスを展開できるような資質と素養を身に付けられるので、関連企業への就職や起業も想定されます。
略歴
石川県羽咋市生まれ。里山里海の能登育ち。栃木県在住。
お茶の水女子大学家政学部食物学科 卒業
お茶の水女子大学大学院 修了
博士(理学)
大学院時代、国立健康・栄養研究所にて、食事や運動などの生活習慣が深く病気の発症に関わること学ぶ。
防衛医科大学校内科学Ⅰ講座 助手に着任。多くの方々の生活習慣と遺伝素因、病気の発症の関係を研究し、体質にあった食事を摂ることの大切さ、大人になってから生活習慣を変えることの難しさを学ぶ。
現在、食・栄養・健康に関わることを広く研究対象にしている。子どもの発達段階に合わせた食教育、地域の実情に合わせた食育、地域に眠る食資源を活用した商品開発など。