地域デザイン科学部の公務員対策
◆ 地元就職の切り札~公務員就職へのサポート体制
地域デザイン科学部を卒業したら、どのような就職先があるでしょうか。地域のこと、まちづくりのことについて学びますから、就職先の一つの選択肢は公務員です。
特に、地元への就職を考えている場合、就職する学生本人、採用する役所、家族、そして大学にとってもうれしい選択肢の一つが「公務員就職」ではないかと思います。
地域デザイン科学部では、公務員就職を目指す学生を応援しています。
※ もちろん、公務員以外の就職を目指す学生のことも、同様に応援しています。
◆ 地域デザイン科学部の公務員試験対策
地域デザイン科学部では、公務員就職を目指す学生に対して様々なサポートを行っています。学科ごとに学びの内容や目指す公務員の職種が異なるため、学科ごとにサポートを行っています。
3学科に共通する主な取り組みとしては、卒業生による説明会・交流会が挙げられます。公務員に就職した卒業生を迎え、公務員の仕事の内容ややりがいに関しての講演していただいたり、自身の経験を踏まえた公務員試験対策についてざっくばらんに質問できる懇談の機会を設けるというものです。
また、ゼミ・研究室等にて、公務員を目指す学生同士が情報を共有したり、試験対策の勉強をしたり、公務員に合格した先輩の助言を受ける機会もあります。先輩の合格メソッドを後輩に伝える文化があることが当学部の公務員試験対策の大きな強みです。
当学部から公務員就職を目指す場合、コミュニティデザイン学科の学生は、行政職や学校事務職を目指します。建築都市デザイン学科の学生は、技術職(建築職)を目指します。社会基盤デザイン学科の学生は、技術職(土木職)を目指します。建築都市および社会基盤の学生の中には国家一般職や地方自治体などの行政職公務員に挑戦して合格した学生もいます。
各学科の公務員試験へのサポート内容は、以下をご確認ください。
<コミュニティデザイン学科の公務員試験対策>
コミュニティデザイン学科では、学科創設直前の2016年1月、宇都宮大学の卒業生で現在行政職公務員として活躍している4人に集まって頂き、仕事内容、大学にいる間にどんなことをしておいたらいいかと思うかなどを率直に意見交換していただきました。その内容は学科HPに掲載しています。
昨年度からは、行政職公務員に就職した学科の卒業生を迎え、「メンターカフェ」と題して公務員を目指す学生たちと交流しながら助言や説明などをしていただく機会を設けています。また、公務員試験合格ホヤホヤの4年生が3年生に助言する機会も設けています。今年度からは、オンライン授業で使用しているシステムを活用して、リモートの状態でも教員が公務員試験を目指す学生に対して助言等を行える仕組みづくりに取り組んでいます。
<建築都市デザイン学科の公務員試験対策>
建築都市デザイン学科では、工学部から継続して40年の学科であるため、多彩な卒業生を迎えて行う「就職ガイダンス(OB・OGと在校生の交流プログラム)」を毎年開催しています。公務員となった卒業生に加え、建築にかかわる様々な業界で活躍している卒業生を多数招き、就職活動を控えた学生たちと交流しながら助言や業界説明などをしていただいています。これまでの参加卒業生のお名前と所属先を学科HPに掲載しています。
技術職公務員(建築職)の志望者はあまり多くなく、ゼネコンや設計事務所などの民間企業での活躍を目指す学生が多いことから、学科(大学院)卒業生に占める公務員就職者の比率は高くありません。学科専門科目の水準は、一級建築士受験資格に対応するものとなっており、公務員試験の専門科目の問題を解くための学力が十分に備わるカリキュラムとなっています。
<社会基盤デザイン学科の公務員試験対策>
社会基盤デザイン学科では、工学部時代の卒業生を迎えて行う「OB・OGによる就職説明会」を毎年開催しています。例年、国家公務員(国土交通省)、地方公務員(県庁、市役所)、ゼネコン、建設コンサルタント、建設材料メーカー、交通インフラ関連の公益企業(高速道路会社やJR)、といった業界で活躍する卒業生を一通りお迎えし、就職活動を控えた学生たちと交流しながら助言や業界説明などをしていただいています。
また、国土交通省の元職員の方や栃木県庁県土整備部の幹部職員の方を講師に迎え、くにづくりやまちづくりのための行政の取り組み等を学べる授業科目があり、公務員試験の面接試験対策や論文試験対策に役立てられています。
技術職公務員(土木職)の募集枠が大きいこともあり、近年多発している災害への備えや、自身がこれまでに災害の被災者になった経験から、出身地を含めた地域の復旧復興を志す学生も多いことから、かなり多くの学生が公務員就職しています。学科卒業生の進路に占める公務員就職者の比率は4割前後となっており、大学院進学後に公務員となる学生を含めると、5割前後となっている年度もあります。専門知識が必須の技術系になりますが公務員という職業を目指すには最適の学科と言っていいでしょう。学科専門科目の難易度や合格水準は、地方上級公務員試験,技術士一次試験、土木学会認定土木技術者資格2級土木技術者、測量士補試験などの過去問題を参考に設定しており、公務員試験の専門科目の問題を解くための学力が十分に備わるカリキュラムとなっています。詳しくはこちら。